ワインエキスパート受験メモ

ワインエキスパート認定試験一次

筆記試験です。選択式のマークシートでした。
小心者なので、電車が止まったらどうしようとか、寝過ごしたらどうしようという不安がないほうが良いと思ったので、試験会場であったホテルに宿泊しました。前日夕方チェックインし、スクールの小テストや模擬テスト、自作テスト、過去問題をつらつらと解いていました。体調も大事かも、と思い、そこそこで寝てしまいました。
当日、ギリギリまで同じように、間違えそうな問題を眺めていました。もうどうしようもないので、来るなら来いという感じでした(笑)。目覚まし時計のように大きな時計を目の前に置いている方もいらっしゃり、緊張感絶頂です。
いざ問題を見たら、「簡単かも、こんなんでいいのか?」と半ばまで思いました。が、「なんだっけ、これは知らない」などの問題が結構あり、終わった後は不安いっぱい。解答がすぐ分からなかったので、確かめようもなく、自信のない問題がいくつあったか数えて気を紛らわしていました。アカデミーデュヴァンさんがネットで解答速報を早めに出していたので答え合わせをしました。ちょっと安心しつつ、通知を待っていました。

そして、ポストの中に送られた封筒を不安な気持ちで玄関先で開け、一次合格の文字を見たときは、やはりものすごく安堵しました。まだ認定されたわけではないので喜び半分です。自己採点では9割ほどでした。スクールの模擬テストと同じような点数です。Sちゃんももちろん一次通過。満点近かったのではないでしょうか。メールでとりあえずおめでとうを言い合いました。

二次試験

そして、恐怖のデギュスタジオンです。小心者の私は一次と同じように試験会場のホテルに宿泊しました。テイスティングに支障のあるといわれる、熱いもの、辛いもの、コーヒーなどは直前の食事では避けて、いたって健康状態で挑みました。
デギュの前に口頭試問という、音声で15個の問題が流れ、それを聞き解答を選択するとという試験があります。とてもゆっくりで、問題や選択肢をメモする余裕もありました。
・栽培面積が1位でワイン生産量が3位の国はどこ?
・ロワールのアンジュで作られるオレンジの香りのリキュール
・イタリアの産地でフルーティーな早飲みタイプのワインや、発泡性のワインがあるところはどこ?
・シャンパーニュでヴィンテージを表示しないものの熟成義務期間
・モレサンドニ、シャンボールミュジニーにある特級畑
・ドイツの遅摘みの発見は何年
・新世界でフィロキセラの被害にあわなかった国
・マスカットベリーAの開発者
・チョコレートのかおりを連想する飲み物
・乳飲み子羊のグリル合うワインは?
というような問題でした。口頭試問は全問正解だったと思います。

デギュスタシオンは、シャルドネ(シャブリプルミエクリュ)・ リースリング(ドイツ)・ カベルネソーヴィニヨン(アメリカ)・ コニャック
でした。やはり恐怖のデギュ。シャルドネ以外は全部はずしました。とほほ。
一生懸命やったのにな〜〜〜〜。ものすごい敗北感で、帰りに落ち合ったSちゃんとふたりで落ち込みまくりました。せっかくここまできたので、落ちたら次にまたがんばろうということになり、家に帰りました。

合格発表

後は待つだけなので、まな板の鯉状態でした。テイスティングで嫌というほどワインを飲み、あまり好みでないリキュールも原液で飲み、苦手な地理や歴史を覚え、安くはない受講料でスクールに通い、仕事との両立で睡眠不足になり、時に落ち込んだ日々はいったいなんだったのだろう。これで落ちたら私は馬鹿だ。時間とお金の無駄使いをした?頭の中はぐるぐるしていたけど、考えても仕方がないので、なるべく触れないように、壁に貼ってあったフランスの地図をはがし、勉強道具一式しまいこみました。でも、合格したら買ってあるオーパスワン2001を開けよう。などと密かに思っていたのでした。

そして、合否の知らせが届き、ポストから出してやはりすぐ玄関先で開封し、合格の文字を見たときには、嬉しかったです。嬉しいと言うよりも限りない安堵、ほっとした感じでした。すぐにSちゃんや家族にメールで知らせました。Sちゃんも合格し、ランチで祝杯を挙げる約束をしました。

その後

飲食サービス業に携わっているわけでもなく、ただワインが好きなだけで挑んだ認定試験でしたが、色々なことが変わりました。
・ワインがもっと好きになりました。以前はロゼはあまり好きではない、軽い白ワインは嫌だとか避けていましたが、それぞれの美味しさや魅力を感じ、愛しい気持ちになります。
・食事との相性を考える楽しさが増えました。
・ワインのことをもっと知りたくなりました。
・ワインの相棒ともいえるチーズのことも知りたくなりました。
・ワインの好きな友達が増えました。
・小さなセミナーを開くようになりました。

というわけで、スクールのワイン中級クラス、その後上級クラスに通い、チーズプロフェッショナルの認定試験を受け、他のワインセミナーにも通い、ワインな生活をしています。私は「学校」が好きなのかもしれません。
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